寝る子はキュート(千秋楽)

「俺は今猛烈に感動している」いや、本当に良かった。5回見たけれど毎回同じところで泣いているし笑っているし。千秋楽は新曲の初披露のオマケもあって最高だった。
と書いておいて感想はまだであったので以下追記。

劇について

この劇の主題は個人的に以下の3つであったと思う。

定番ギャグ

若浩(バカヒロ)の「英語なんて簡単だぞ〜道路はロード、ひっくりかえせばいいんだ」と毎回爆笑してしまった。ここはバカヒロさんのキャラの勝利だろう。

夏美さんの登場と星になるまでのシーン

このシーンで長さん(長谷川さん)が幽霊の夏美と再会する。ここのシーンが劇中最大の感動シーンであった。「言っても仕方ないことは、言っても仕方ないんだよ。」の台詞は何度聞いても長さんを思いやる夏美の心情が滲み出て涙が止らなかった。

彩が来夏に諭す場面

当初は最後の「ボヤを消して駐在さんが来るまでにごまかす」という設定にやや大げさかなと感じた。しかし、回数を重ねる内に彩が来夏に「来夏が生きていた」ことを諭し、彩と来夏の確執から相互理解に至るシーンにポイントがあることが理解出来た。ここも来夏以外のメンバーと来夏の不思議な再会がうまく表現されていた。

メンバーの演技について

各メンバーが持ち回りをきっちり演じかつその中にも公演毎にネタを織り交ぜてそれが自然となじんでいたところが良かった。特に矢島舞美演じる来夏と夏美の演じ分は特筆すべき素晴らしさであった。劇中で来夏役のキツイ性格と浴衣姿でしっとりとした役を即座に演じ分けかつ多彩な表情を魅せたのは見る者を引き込ませるのに充分であった。ハロプロはコンサ中心の歌手としての要素が強いがこうしてみると女優業に進出しても十分に通用すると感じられた。

最終日にて

最後の日なのでメンバーもやや感傷にひたり本気の涙だった。ただ、劇を崩す程動揺はせずさすがにプロであると感じた。また、最後則松彩(鈴木愛理)が神崎来夏(矢島舞美)に迫るシーンの涙は本気の涙と感動の涙が一体になって非常に良かった。
恒例の「私がオバさんになっても」の曲はラストは全員指名の矢島舞美。感極まってボロボロにでもこちらも劇中の夏美の浴衣とは違う魅力で歌いきる。感動
本日はお母さん役の煽りで新曲「めぐる恋の季節」を初披露こちらも「まっさらブルージーンズ」並みのノリの良い曲で期待できそう。
本舞台は各メンバーの真剣さが最後の涙として出てきたのだろう。
私は5回行ったが、自身これだけ涙を流して感動したのはあまりないホントはもっと行きたかった。